データサイエンス・エンジニアリング(DS&E)の世界は、ChatGPTの登場以来、その適用領域と多様性が爆発的に広がっていますが、さまざまな技法・ツールが登場する中、どれが生き残ってゆく(定着する)のか誰にも分からない状況にあります。このような中では、専門家に丸投げしたり、あるいは、流行りを追いかけたりすることになりがちですが、AI革命を生きるには、すぐに陳腐化する表層ではなく中身=本質を理解していることや、どこから手をつけどう学んでゆくと良いか土地勘を持つこと、が重要です。具体的には、DS&Eの背後にある理論や処理プロセスを理解すること、誤りなく使えること、結果を正しく解釈できること、何が出来・何が出来ないかを知ること、そして、何が新規で意義深いかを判断できること、が必要となります。本講義では、データ分析から社会実装までの基層的なデータ・リテラシーを、大学院レベルで、短期間・集中的に講義します。これにより、受講者が受講後、AI社会を生きる自分なりの術を構築してゆくことが期待されます。
新学習指導要領を境にデータ・リテラシーを自然に身に付けた世代が現れ、今後、社会が急激に変わってゆくことから、現役世代のリカレント教育が急がれます。そこで、データサイエンスに関して教養以上の理解を得たい方、統計の学習に留まらない実践的なデータ分析・ソリューション構築に興味のある方、大学院(修士課程, 博士後期課程)入学希望の方、参加者同士のネットワークを構築したい方、などを対象とします。
MANAGEMENT of DATAセミナーでは、5つのクラスの組み合わせからなる5のコースを設置しています。
(各コース、クラスの内容や日程などの詳細はシラバスをご覧ください。)
5のコース
総合コース(下記の@ABCDのクラスを履修) 番号:MOD-2025-S
アレンジ履修1(下記のABCDのクラスを履修) 番号:MOD-2025-1
アレンジ履修2(下記の@ABのクラスを履修) 番号:MOD-2025-2
アレンジ履修3(下記のABのクラスを履修) 番号:MOD-2025-3
アレンジ履修4(下記のCDのクラスを履修) 番号:MOD-2025-4
5つのクラス
@基礎クラス(2セッション)
A機械学習クラス(2セッション)
Bテキスト分析クラス(2セッション)
Cソリューション構築クラス(2セッション)
D総合演習クラス(2セッション)
![]() 中井 豊 |
![]() 三好昭生 |
![]() 淀 薫 |
![]() 中村伸也 |
![]() 猪原健弘 |
2003年東京工業大学大学院社会理工学研究科・価値システム専攻, 博士後期課程修了, 博士(学術)
宇宙開発事業団主任開発部員, 三菱総合研究所研究部長, 日本学術会議・社会学委員会・連携会員, 芝浦工業大学教授を歴任
東京科学大学・リベラルアーツ研究教育院 非常勤講師
関西大学・ソシオネットワーク戦略研究機構・非常勤研究員
専門分野は数理社会学, ソーシャル・データサイエンス.
1999年東京大学大学院工学系研究科・システム量子工学専攻, 博士課程修了, 博士(工学)
株式会社間組技術研究所, 及び日産自動車株式会社宇宙航空事業部勤務, 1999年10月に株式会社インサイトを創業し, 代表取締役を務める
計算工学会「機械学習の工学問題適用に関する研究会」幹事(2019年4月から)
2018年よりデータサイエンス勉強会を自社イベントとして開催
2024年6月より, LLM及びプロンプトエンジニアリングに関するセミナーを自社イベントとして開催
専門分野は計算力学, ソフトウェアユーザインタフェース, 人工知能, データサイエンス, 生成AI
所属学会:日本機械学会, 日本応用数理学会, 人工知能学会, 粉体工学会, 交通工学研究会
2000年九州大学工学部機械工学科卒業, 学士(工学)
2001年株式会社インサイト入社.
2023年秋より、機械学習やデータサイエンスに関連する業務に従事。
2024年6月より, 社内LLM開発プロジェクトに従
専門分野は計算力学, ソフトウェアユーザインタフェース, データサイエンス,生成AI
所属学会:日本機械学会
2011年 早稲田大学大学院基幹理工学研究科 数学応用数理専攻 博士後期課程満期退学
株式会社インサイトに2011年に入社後、主にGUIやアルゴリズムなどのソフトウェア開発業務に携わる
2019年ころから、機械学習やデータサイエンスに関連する業務も行っている
専門分野は数学, 計算力学, 機械学習, データサイエンス, 生成AI
所属学会:日本機械学会
東京科学大学リベラルアーツ研究教育院所属
東京工業大学助手, 同講師, 同准教授, 同教授を経て, 2024年10月から現職
専門の教育研究分野は意思決定, 合意形成, 紛争解決. 目標は, 社会における意思決定問題をモデル化・分析し, 私たちの生活に有用な, 社会の振る舞いについての知識を獲得すること, および, そのようなことができる人材の育成