セミナーの様子COMMEMTS
受講生の感想(2025年度)
【E全体総括セッション】
- 「合意形成学」というタイトルに惹かれて受講しましたが、内容は当初のイメージとは大きく異なるものでした。もっとも、明確な目的や期待を持って参加したわけではなかったため、「想像と異なっていた」というよりは、自身の背景とのギャップを感じたというのが正確かもしれません。講義のトピックの多くが行政機関や公共領域に関するものでした。そのため、民間の外資系企業に身を置く私にとっては、日々の業務に直結するような具体的な手法を見出すことは難しく、全てのセッションを通じても、内容を「自分ごと」として捉えるのが容易ではありませんでした。しかし、それが無意味だったというわけではありません。合意形成という手法や役割が、切実に求められている領域があることを知れたことは、私にとって新たな学びとなりました。また、運営面について一点気になった点があります。大学主催という性質上、「先生」と呼び合う場面が多く見受けられました。私のように敬称(先生)を用いない環境から参加する者にとっては、やや違和感を覚える光景です。今後、より幅広い分野からの参加者を想定されるのであれば、フラットな呼称を用いる方が自然ではないかと感じました。
- 全体を通じて、合意形成は対立を解決する技術という面もありますが、異なる主体が力を合わせて新しいことを創造する技術であることを学ぶことができました。そう考えますと、普段の生活や社会の活動の中で活用できる機会が結構あるのではないかと思います。そこで、会社の中で、何か新しい課題の検討する際に、スタート地点でインタレストを出し切り、学習し、整理して、提案するという手順を辿ることや、ファシリテーターが中立であること、口数少ない人の意見も出してもらえるように工夫すること、さらには少数意見も尊重することなど実践してみたいと思います。また、担当者レベルでしっかりフォーラムを行ったものを、アリーナで決定していくという流れも作っていければと思います。先生方にお聞きしたいのは、人手や時間不足の中でついついプロセスを省略したりしがちになると思うので、意識的に周囲を巻き込んで理論と技術を試していく必要があると思うのですが、そうする際の留意点などを教えて頂ければ幸いです。
- 今回も大変有意義な時間を過ごさせてただきました。ほかの参加者の方と交流でき、様々な視点と触れることができたこと、諸先生の所感を伺えたこと、大変勉強になりました。頂いた気付きを、日ごろの業務に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。
- 再エネテーマの錦澤先生、理論構築の坂野先生、ウェットな豊田先生、ドライな高田先生から、多様な視点や考え方を知ることができたことは、ビジネスでの合理的/ときには非合理な合意形成ばかりに従事していた私には、大変刺激的な場でした。実際に使ってみて、使えるようにしていくこと、継続していきます。この度は本当にありがとうございました。
- 合意形成の手法は、論理的思考が成立する前提で考えられているではないかと感じました。多様な人々の個々の思考のくせや物事の捉え方が全く異なる環境では、別の方法が有効なのだろうかとも感じました。合意形成には幅広い分野と、適用や手法があることを学ぶことができ、大変有意義でした。当事者となる日頃の事象についても、今回学んだ合意形成の視点で客観的に観察するようなアプローチで接し対応することになった変化を感じています。
- 自身の合意形成のケースを取り上げていただき、様々な視点からアドバイスいただけたのは非常に有難かったです。これまで、講座をとおして学んできて、皆さまから合意形成のための具体的な手法論や戦略上の観点からご意見いただくことで、自身の合意形成の在り方を振り返る良い機会になりました。また、先生方からいただけた参考情報がとても役に立ちそうで、調べて取り入れたいと考えています。

(2025年度E全体と総括セッション にて)
